土耳古へ行ってきた
Chinese New Yearの連休が、当初予定されていた三日間から、突如一週間ぶち抜きの九連休となったた。来週、丸々休業となります、って前週に通達出すって、頭おかしい、弊社上層部。その奇行を遠慮なく活用し、花火爆竹の酷い邦から避難したのです。
今回は、住所不定無職だった頃にCasa行きで度々お世話になったEtihadさんにて、Abu Dhabi経由。
お決まりの機内安全のご案内は全編、大手製作っぽいアニメーション。
手話でのご案内があって、新鮮だった。
EYのKUL〜ISTは、直前購入なのに懐に優しく、乗継時間も妥当。預入荷物が置いていかれる心配もIZM-ISTのフライトをなく、ラウンジで一息ついて調べものする余裕もあり、片道16時間ちょいで型がつくのでまあ我慢できますわ。
マイル計算上半はQatar Airwaysで飛びたかったんだが、運賃が高い割にcode share相手であるMalaysia airlineでの運行便が多いため、却下。
KUL-AUH-IST、入国して預入荷物を拾い、現地通貨を入手してから、Turkish AirwaysにてIST-GZT。
Gaziantepで二泊し、一日二往復しか直行便のない路線だったため、しゃーなしでLCCを使いGZT-IZM。
Izmirから空港バスでSelcukへ移動し、Ephos遺跡を見てからkusadasiへ路線バスで移動し、到着してから延泊をかけるという富豪仕様で二泊。レンタカー使ってAphrodisias遺跡を訪ねる大冒険したから。
夜行バスやめて延泊したため、IZM着いてから購入したIZM-IST。
Istanbulで二泊し、IST-AUH-KULで帰国したのでした。
詳細を色々と書き残したいわ。レンタカー関連は特に、情報なかったから。
Des chocolats
LesとDesのどちらを、どういった場合に使い分けるのか。
中華暦の正月で5連休ができたのに、遠出の計画を立てる精気がないまま1月が過ぎ、直前に思いついて高級ホテル遊びに切り替えた。天下のMandarin Oriental殿の宿の、Club roomにて世話になった折に、チョコレートを沢山頂戴したのでした。まずはCheck -in時に小箱。
CNY Special Offerと銘打たれ、直前でもお値段据置きで、かつ大手チェーンではない所を狙って予約を入れた。正月に首都から地方へ戻る人の波に逆行する移動になったため、いつもの週末よりも移動時間が短くて済んだ。平常時は約2時間掛かるところ、年末年始は約1時間半で到着せり。頭一つ抜けたイイトコのお宿は、首都ど真ん中でも附帯駐車場が無料で支給されるさかい使わにゃ勿体ない。自家用車でぴゅーと行くべし。
部屋に入って数分後、大皿も到着。この滞在は私が私に送る昇進祝いですねん、と予約フォームに一筆書いたから、かも知れません。いま書きながら気づいたが、日本ではチョコレート業界が掻き入れ時ですね。
Club lounge利用附帯の枠にしたから、当日は全く消化器にチョコレートを容れられる余裕がなかったので、こうやってちびちびとよばれておる。
この型、富士山みたいで良いわね。大沢崩れ。
詰め物を楽しみにしてたんだが、カカオ単体Ganache。拍子抜けではあるものの、「顔」も香りも良いので、210円強という単価を思えば、上出来。美味しくいただきました。
オクラを魔法瓶で茹でる
オクラの基本数は五だと思っていた。しかし今回買った200gちょいの中に、六角形が二つ居た。
六角発生率と発生機序が気になる。六角ばかりをつける株があるのか、同じ株に五角と六角が生るのか。シシトウの辛いやつは完全に無秩序らしいけど、オクラは如何に。
職場の近くで毎週金曜に立つ夕市の八百屋は、非常にオクラの質が良い。市内のスーパーマーケットより安いのに。選別しながら、しっとりしてるのに棘が痛いくらいの生き生きオクラで嬉しくなってしまった。
この邦のオクラは奥が深く、外径18mm x長さ200mm超の大物でも、軟くてほくほく、というのが居る。かと思えば、小振りの島オクラサイズでも、ごわごわで人間では消化できない類のセルロースだらけになってしまってるモノも居てる。特にスーパーマーケットで袋に詰められて売られてあるやつ。一度ハズレを引いてしまった経験から、オクラは市場でモノを見て、自分で選って買う。私が反芻できる草食動物なら何処で買っても満足できるんだろうが、あいにくと胃は一つ。
オクラは米語らしく、この邦ではLady's finger(英式英語)とかBindi(ヒンディ由来?)と呼ばれている。モロッコでは何故かモロヘイヤ(Darija)と呼ばれ[Gambo(仏語)とも呼ぶけど]、長さ50mm以下のひと口サイズだった。鶏とTajinにする。
先週は、なすびも同じお値段で、9RM/kgだった。日本国外で見かける茄子のヘタは、押し並べて緑色ばっかり。なぜ日本のなすびのヘタは紫色なのか。
そして本題、火を使わないオクラの茹で方。
象印様の750mlスープジャーと、Philipsの電気ケトルで調理する。そのために、市場ではスープジャー に収まる寸法のオクラを厳選。
まずスープジャー に沸騰した湯を入れ、予熱。その間にオクラのなり口を整えて、濯いでおく。
予熱に使った湯を電気ケトルに戻し、温められたスープジャー に生オクラを詰める。
沸騰させた湯をいっぱいまで注ぎ、蓋を閉め、暫く放置。
今回は、残り湯で茶を入れて、一服。5〜10分置けば、ほんのり火が通る。火は使ってないけど。
これをざーっと笊に空け、風に当てて冷ます。半生シャキシャキの素敵な茹だり具合で、来週の昼ごはんは安泰である。
以下、先週食べたモノ。
アルビノの苦瓜。店のレジ打ちのお姉さんに、これ果物か野菜か分かってる?的な事を確認された。親切で面倒見の良い人々が多く棲まう街である。
青い苦瓜に比べ、腑は少なくてカスカス。種も青いやつほど赤くない。身も水っぽくて、ちょっと長めに蒸したらどろどろになってしまった。
苦瓜は、というか野菜全般、風干にすると楽しい。乾かすと保存性も上がり、これだけを口直しに摘んでも良いし、この手法を世に広めた有元さんには感謝している。
なすびと白苦瓜を、テンペの残りと冷凍してあった「魚料理のGravy部分だけ(その後一度も目にした事のない幻の投売り惣菜)」でまとめて、おかず。青唐辛子がしっかり効いていて、イエローカレーっぽい見た目を裏切る、爽やかで鮮烈な辛さで、苦いのと塩味とココナツミルク甘さとタマリンドっぽい酸味も居て、実に忙しくて大満足でした。
地物根菜。枝みたいなのは、タピオカ。キャッサバ芋。安いし(直換算で200円/kg程度)、すぐ火が通るし、芋だし、気に入っている。Jicamaはつるっと皮が剥け、生でしゃくしゃく食べられるし、乾いても甘くなるだけなので冷蔵庫にぼんで良いし、横着者に優しい野菜で、気に入っている。
キャッサバ芋に限らず芋の類いは、皮をたわしでごしごし洗い、炊飯のついでに米に載せて調理す。洗い物が減らせるし、茹でるよりほっくり仕上がるので良い事づくめ。
温泉卵もスープジャーで作ったし、これで今週分の仕込み完了。
ほかほかTempeはバナナの皮と新聞紙を纏う
今日の収穫は、テンペ。この辺りでも貴重な、ちゃんとバナナの皮に包まれている本物!
目測40x200x8mmが4片で2RM、直換算で52円ほど。
今年は積極的に消費に励むことにしたので、今日は夕市に寄りつつ帰宅せり。
うちの近所と仕事場からの帰宅経路では、毎日何処かしらで夕市が立つ。引越し初年度に開拓し倒したので、何曜日には何処でどんな出店が商っているのか、大体把握した。
毎週火曜に立つ夕市のうち、今日はマレー人が多く商う夕市で買い物。マレー系の夕市の方が、面白い地物が多いし、全体的な単価設定も中華系夕市に比較してほんのり低いので、とても楽しい。
テンペは、スーパーマーケットでも売られているが、そんなんは大抵味気ない「工場で作られました」という包装(通気のための小穴がぽつぽつ空けられた透明ビニールに入れられているか、ワックス引きのボール紙に包まれている)なので、美味しくなさそう。見た目に違わず、実際あんまり美味しくない。一応発酵はちゃんとされてるし、売り場で触るとちゃんとほんのり温かいんだが、べとっとしてイマイチ。
しかし今日のは、バナナの皮と新聞紙という時点でほぼ確定なんだが、売り場に居てる時点で美味しそうな雰囲気だった。
ほら、美味しそう。
菌糸ふかふか、しっとり温かくて、バナナの皮の良い香りを纏っておる。完璧。
これを、揚げ焼きにすると美味しいのは分かっているのだが、私は油モノを洗うのが大嫌いなのです。そんな強力な動機のおかげで、私はほとんど調理に油を使いません。
で、ココナツオイルを垂らし(菌糸が示す驚きの吸引力!揚げたら油脂摂取量がエラいことなるやつ)塩を振り、トースターオーブンで焼く。3分程。
同じ夕市で、Nasi kerabuという、混ぜご飯も購入せり。
パリで立つmarchéと同様、あの屋台は何曜日には何処で何曜日には彼処で商う、という傾向が見えるのだが、これまで見かけことのない若い子等だけで商う机を発見したので、お試し。
注文後、米を収めてある保温容器にくっ付いている米粒の色で「あかんヤツ」と分かってしまったのだが、今更後には引けず、購入したよ。野菜山盛りにしてもらって。
いやー、大惨事。鮮やかな青。この南洋の邦に住う人々は非常に着色料に寛大で、こんなごっつい色をさしていても、お気になさらぬ。店によっては、ちゃんとバタフライピーの花を入れて炊いた青なんだが、今日のはあかんやつやった。
この紙、B4に近い寸法なので、米だけで1合くらいあるように思う。この店に限らず、Nasi Kerabu屋は往々にして盛りが良く、食べても食べても減らない気分で食事ができる。
今日の店は、メインのタンパク質として牛しか用意されておらず、四ツ脚は避けたい私は、牛無しに仕様変更。青く炊かれた米どっさりに、小塗りで身の薄い万願寺に干魚の身とココナツと葱系の何かを詰めて炊いたやつと、茹で塩卵と、ココナツをエビっぽい何かをかりかりに乾煎りしたふりかけ、刻んだ青菜やキャベツ香草色々ともやしをわさっと載せ、buduという塩辛っぽい匂いのする魚醤の親戚っぽい醸造調味料に更に甘さと何かを足したタレと、青唐辛子と香草色々を刻んでどろどろに混ぜたSalsa verdeのようなタレをかけた、量的にもとても満足度の高い一品です。肉無しやし、5RM。
このテンペ、大当たり!豆もしっとり柔らかく、菌糸もふかふかで妙な発酵臭もなく、米のアレさ具合を補って余りある秀逸な、私史上最高のテンペであった。職場で焼いて昼ごはんのおかずにしたろかな。
テンペの作り手を見つけて、とても気分が良い大潮明けの火曜日。まだ火曜日か。
うちの食用油脂。huile d’olive補充の為にモロッコへ帰りたい元旦
現時点で、わたくし一推しのオリーブ油、DesertMiracleのExtra virgin olive oil。
横に居てるD&D殿のToscaniniも非常に美味しいのだが、この二本がほぼ同額である点を鑑みると、DesertMiracleの費用対効果は別格である。住所不定無職時代に、モロッコに都合1年強居てて、色々味見したが、街のスーパーマーケットに安定供給されている量産型油の中では最強だった。もう2年訪ねられていないし、今期の勢力図は当時とは変わってしまっているかも知れんが、現地の、高級飲食店経営の若マダムや、良いトコの友人逹の食卓にはコレが立っていた。言うても、加熱調理用としてのお手頃油が別に常備されてあるのが恒なので、最右翼やいうても非加熱用として。
MarrakechやFesが有名だし買い物もしやすいが、そういった大都市だけではなく、オリーブ畑がある村には、大抵搾油工場(こうばと呼ぶのが似つかわしい作業所)がある。それが飲料水が入れられていた再利用PETボトルへ詰められ、道端にパラソル立てた下だったり、萬屋的な小商店だったり、軽い市場になってるような空き地やらで露店売りされている。味見さしてくれるから当たりも多いが、しかし再現性もないと言う、まさに一期一会の買い物で面白かった。長期滞在だからこそできた、贅沢体験。
プラスティック製のボトルに入れられた食用油脂は買うべからず的な講釈をよく目にするが、絞りたてがさくっと一時的に詰められてて、帰宅したら褐色瓶へ詰め替えるんやし、そない気にせんでも、と言う文化なので、私の哲学と相性が良い。
ネパールPokaraの、服屋さんで譲ってもらった麻の実油も、空PETボトル持参で量り売りで買うた。あれも忘れ難い、青々した絶品だった。まだ残ってることを祈るばかり。
で、南洋に居てるとココナツ油をお手頃価格で買える。日本より食品関税が低いのか、輸入物の食用油もお試しで買いやすい価格で売られている。そして何より、その辺の飲食店では最恐かつ最凶の油脂、palm oilが常用されているので、こっちに引越してから、自宅の常備油が増えた。
印度産の米糠油は、香りが好みじゃなくて、先月職場の後輩へ里子に出した。グレープ種油も1本使い切ったが、イタリア産で圧搾法に納得しかねて、再購入はせず。
マヨネーズ作りたいしなー、と向かって右に立つCamelina油を日系スーパーマーケットで見かけて購入してみた。"Cold pressed"と書かれてあるし、悪くは無かろうと見込んだんだが、ボトルに書かれてある宣伝文句に流行りの単語が多過ぎて、あかん奴な気がしている。青臭いとも異なる、形容し難い香りがあって、Ω3を前面に出す気持ち悪さもあり、きっと再購入はしない。
ココナツ油は、しっかりココナツ香の残る生搾りと蒸気精製された香りのないやつ。生搾りは、こっちのふかふかご飯にちょいとかけ回して、塩して食べるのが気に入っている。精製済みの物は主に、卵調理とマヨネーズを作る際の割り油に使う。
油瓶の注ぎ口についても、DesertMiracleが使っているデザインが秀逸で、地球上の食用油全てに適用して欲しいくらい気に入った。奥に立ててた、大手メーカーの自称Extra virginに搭載されている、にょきっと伸びる口も面白いんだが、見掛け倒しで切れが悪い。ココナツ油で採用される中栓付きが、使い勝手は悪いが、保存性に関しては最善策なんでしょう。私は使い古しのオリーブ油小瓶にちびちび移し替えて、使っている。
油脂に関連し、卵も書いておく。
先日、首都へ出掛けた折に、おハイソスーパーマーケットで購入した平飼い卵。私が普段購入している物の2.5倍くらいする高級品だったが、物は試し。MSサイズで、高級卵らしく殻はざらざら、内側の膜もしっかりしていた。
この邦では珍しく、赤みの強い黄身。普段使いしているantibiotic-freeの物の直換算15〜18円/個と比較すると割高(直換算38円/個)だが、美味しいたまごではあるし、平飼いを買うた方が家禽愛護には貢献できるような気はする。とはいえ、近所で平飼い鶏の卵が売られていないので、一個だけ色違いで写ってる別業者のオーガニック卵が直換算24円ほどでかつ私の好きな味なので、まずは有機農法へお金を入れようと思う。
油脂に関連し、一推しのピーナッツバターも書いておく。一瓶直換算で530円ほどで、お遣い物としての用途にも足る、小洒落たラベル。
この邦の最大の外貨獲得手段であろう悪名高きpalm oil油脂が使われていない、貴重な品。ピーナッツバターのぬるぬるした食後感はパーム油脂のせいだったんだな、と実感できる。あのぬるぬる感が苦手で自作していたんだが、今後はこれを買う。Hommos作るにも楽できるし、好みの物が見つかって嬉しい。
地物野菜: 四角豆
この邦に引っ越すまで知らなかった、マメ科の実野菜。四角豆。日本でも、沖縄では栽培されているらしい。
カタツムリが何匹も居てる、長閑な売り場で購入。
生で食べられ、ほんのり渋いがエグくはないので、小腹が空いた折にぼりぼりやるのに好適な野菜である。洗えば良いだけな上、食後が爽快なので、大好きになった。
収穫後、時間が経つと如実にびらびらが茶化けてくるので、初心者にも目利きがしやすい。青々したやつを見かける度に、両手の親指中指をくっつけてわしっと掴んだくらいの量(200〜300g)を買い求めている。今日は、年末やのにお安くなってて、270gほどが直換算で45円ほどだった。
以前、別のスーパーマーケットで、オーガニック業者の物を買ってみたが、イマイチだった。大手スーパーマーケットで売られてある袋詰済のもの比較すれば、十分に上出来だったがね。私は、市場など、常温陳列で秤売りで買えるところで、自分で選択して買いたい。
ちょいと渋みがあるので、油と相性が良い気がする。自作マヨネーズを作ると、野菜売場で四角豆に目が行く。当地のプラナカン料理屋では、デカいやつを小口切りにしてココナッツミルク煮(煮干しも入れて、刻んだ香味野菜どっさりでウコン色になってるやつ)にされていたし、インド料理屋でもサブジにされていたし、洋の東西を問わず油と合うという認識に相違は無さそう。
マメ科の実野菜やし、こいつも熟れてくると筋が立つので、大物は裏表に走っている筋をぴーーと剥がした方が快適に食べられる。
今日は、四角豆の他に、白とオレンジ色の薩摩芋を計0.7kg、黄色メロンとHoney diewの切り身を計1.1kg、地物の水っぽくてデカいキュウリを0.6kg、文旦みたいな地物柑橘Pomelo1.3kg、総額直換算で600円強。正月3日迄籠城予定やし、以上が今年の買い納め。
首都での散財と新疆中華
Christmas 休暇で3連休。日頃撮り貯めた、中年現地採用会社員のお洒落じゃない日常写真をお披露目する機会が欲しいと、常々思っていたところなので、立ち上げました。昨晩、登録だけして、これが初稿。
浮かれて買って、雰囲気で開けたM&S銘のBio Prosecco。炭酸入り白ワインの名に違わぬ軽さだったが、さすがM&Sが肩入れしただけあり、次の日でもしゃばい白ワインとして飲める器量でした。街で殆どBioワインにお目にかかる機会がないので、酒税運賃が載って直換算2000円ちょいならば、上出来です。しかし私の一週間分の食費よりも高いと思うと、アホらしくてよう買わん、ですが。
試作記事一発目。
こんな風呂場で、事務用ジップポリ袋に入れたiPadを持ち込み、ぽちぽちやってます。
写真、2枚上げるだけで30分経ってしもうて、湯も冷めてきております。差し湯をしつつ、続行。
明日の午前中に予約が取れた首都での事務処理のため、早起きしたないさかい、自腹での前ノリ前泊です。Hilton Gold会員なので、素泊りで予約しても朝ごはんをオマケで付けてもらえる素敵仕様。
Check-in時に、Goldだから、ってちょいと広い角部屋を充てがってくださいました。
宅で果物と昨晩の残り物を食べ切って、2時間ちょい高速道路でぴゅーと来て、去年一度訪ねて大ファンになった、この邦では貴重な直系(?二世三世じゃないって意味で)のウイグル系中国料理屋で打包。
新疆料理屋の真骨頂、文字通り注文後に「拉麵」してくれる店なんだが、Take awayのみの業態になっていた。前回の来訪時には英語の達者な息子と思われる青年がお給仕してくれたんだが、今回は移民初代の親父さんだけ=中国語のみでの発注となる。職場で聞き齧った発音だめだめなカタコト普通語と、東洋の神秘である筆談で乗り切った。
脂っぽくてもちもちぎゅうぎゅうの手延べ麺が美味しかったので、なんぼ自動車で5km弱とは言え、拉きたて茹でたての麵を持ち帰って食べる不粋が忍びなく、何種類かある絶品の羊の和え麺ではなく、前回食べられなんだ凉皮と烤包子を購入せり。
両方とも作り置きされてたらしく、御不浄借りて、ふわふわしてたら親父さんが私の硝子容器を持って調理場から登場。到着から10分程で納品。実に迅速。
包子は、お品書きに「揚」とあったため警戒して2個だけ買い求めたが、嬉しいことに烤に偽り無く、オーブン焼でした。紙袋越しに香る羊。鳥獣を食べなくなって久しいが、羊だけは私基準で買う価値があり食べられる屍肉に認定されている。
凉皮は、本葛の葛切りに似たような何とも言えない澱粉系の歯切れの良い引き。何の粉なんか知らんが、蒸してから油が塗されてあって、結構ぎっとり。粉もん自体に塩味がつけられてあり、単体でも美味しくいけるが、このタレが絶品でした。この邦では妙に甘さと辛さだけが立ってるべたべたしたけったいなヤツが幅を利かしているが、ここのはしっかり塩酸麻辣が出てて、いい香りでシャキッとしていて、嬉しくなった。このタレだけ買いたいくらい。
前回の来店時に、給仕の青年が、緑豆粉が原料って言ってたような気がしてきたので、今日のところは凉粉は緑豆粉の蒸し物ということにしておきます。
Restoran Al Amin Xinjiang
010-566 4012
https://goo.gl/maps/h29aHREBNDS48YTq5